全米屈指の優秀な医師ハウスが主人公。
彼のチームには、どこの病院でも見放されたような、原因不明の患者が回されてくる。
わけのわからない症状から、原因を究明していくのは、以前書いた、同じくアメリカのTVドラマ 『M・I』 と共通した面白さがあるが、主人公の人物設定はまったく違う。
ドクターハウスのような人間は、恐らく日本にはほとんどいないのではないだろうか。
鋭い人間観察からくる洞察力は類まれなのだが、口の悪さも超がつく。
欧米には、皮肉屋と呼ばれるタイプの人間が結構存在するようだが、彼のセリフは、時として痛烈な黒人差別や宗教批判とも取れ、見ていて 「よくぞ殴られないものだ」 と思うくらいなのだ。
そのドクターハウスがアシスタントを選ぶ、言わばテストを行った。 テストと言っても、筆記テストなどではない。 原因不明の患者の病名を思いつくままに述べさせ、治療法を考えさせ、実際にそれをやらせる。 もちろんそれなりの根拠が必要だ。
テストの末、彼はアシスタント候補7名のうち、一人だけを落とした。
その一人は、原因を正しく推察し、正しい治療法を示した人物だった。 そして、それはまさしくドクターハウスと同じ意見だったのである。
ドクターハウスが結果を発表した時、落とされた初老の候補者にも、すぐに理由がわかったのだった。
「チームに同じ考えの人はいらない」
マイベストプロ 平川裕貴 今日のコラム
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